今回は2021年1月27日に行われた群馬県の伊勢崎市長選に立候補したよもぎさわ よこぼりの選挙公報を紹介します。
この人物の現在の本名は蓬澤博亮ということが判明していますが*1、選挙管理委員会の届け出は「よもぎさわ よこぼり」で行っています*2。この「よこぼり」はどこから来ているかという問題ですが、どうも以前の名字が横堀とのことで*3、ここから来ているようです。
それでは選挙公報を下に示します。
『90歳の誕生日に「人生で後悔していることは何?」と聞かれ、「70歳のときにバイオリンをあきらめたこと」と答えた方がいる』という謎のエピソードを紹介し、ここから、チャレンジは何歳でもできるとして、チャレンジし続ける街を作りたいということのみが記載されています。
このチャレンジし続ける街ということ以外は選挙公報には具体的な政策が示されていませんが、本人のブログや伊勢崎ニュースの記事を見ると、チャレンジの真意や政策が示されています。
これによると『「何回でもチャレンジできる社会」=「失敗を許容する社会」』の実現とのことでこの社会を実現するための具体的な政策として、学びの場の運営や人間関係、人権意識について、制度変更などといったことを提示したほか、観光分野で花火大会の復活などを提示しています。また、過去に立憲民主党の公募に応募していたことも記されているほか、本人のブログでは様々な選挙戦についての報告をしており、興味深い内容となっています。
さて、このようなチャレンジを前面に押し出した選挙公報を記載したよもぎさわ よこぼりですが、得票数2,149票(総有効投票数49,971票、無効票678票)で3人中3位で落選*4という結果に終わってしまいました。なお、上記の本人のブログによると2022年4月の伊勢崎市議会選への立候補の意欲を示しており、今後の活動が期待されます。