Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

小宮教義の選挙公報(2020年対馬市議会補選)

今回は2020年3月1日に投票が行われた長崎県対馬市議会議員補欠選挙に立候補した小宮教義*1を紹介します。

小宮教義の選挙公報を上に示します。通常であれば、右側に顔写真が配置されていますが、右側には顔写真がありません。その代わりに左側に選挙ポスターと思われる画像が掲載されています。また、右側に掲載されている文章も選挙ポスターに記載されている「市民の声を活かす 市民の市政を 小宮のりよし」しかありません。デザインが一般的な選挙公報とは異なるだけではなく、内容もシンプルかつ特異な選挙公報となっています。

この小宮教義にはさらなる注目ポイントがあります。選挙ポスターの部分を見てみましょう。「小宮のりよし」と書かれている上に「前対馬市議会議員」と記載されています。実は小宮教義は2005年の対馬市議会選に当選して以降、2009年、2013年の市議会選に当選という経歴を有しており、市議会議員としては比較的経験豊富な人物でした。その後、2016年の対馬市長選に立候補して落選し、その後の2017年の市議会選には立候補していませんでしたが、今回は約4年ぶりの選挙(市議会議員選としては約7年ぶり)となりました。

この選挙ですが、補欠1人に対し、候補者は3人でいずれも元職という状態となっていました。このような中、小宮教義は6,472票を獲得。3人中1位*2で見事に当選し、市議会議員に返り咲いています。

*1:選挙公報では「小宮 のりよし」表記ですが、http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/gikai/cat68/post_7.htmlによると「小宮教義」となっています

*2:他の2人は5,851票、2,585票