Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

田畑和紀の選挙公報(2015年名古屋市議会選 中川区選挙区)

(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2015年夏号』に掲載した文章を加筆、再編集したものです)

シンプルすぎる選挙公報は一般的なインディーズ候補だけではなく、ある程度ちゃんした政治団体から公認を得た候補にも見られるのも面白い所です*12015年4月12日に投票が行われた愛知県の名古屋市議会選 中川区選挙区から立候補した田畑和紀は、公認問題などで減税日本から離脱した現職議員4名と新人1名で結成された生活なごや公認で立候補しましたが、下に示したように極めてシンプルな選挙公報になっていました。

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まず、他の候補と似たような感じで自身の写真と名前、年齢、公認を受けている「生活なごや」の団体名を右に示しています。そして、「市民の生活が第一」という抱負を掲げてはいるものの、具体的な政策は全く書かず、残りの大きなスペースいっぱいに「はとり中学校出身!!」とだけ記載し、自身の卒業した中学校名をアピールするだけ選挙公報となっています。

このように自身の出身中学校を前面に押し出した選挙公報であった田畑和紀の選挙結果ですが、得票数426票(総有効投票数61,026票、無効票888票)で12人中12位(定数7)で最下位で落選という結果に終わってしまいました。なお、田畑和紀含めた生活なごやの立候補者5人は全員落選してしまったことを付記しておきます*2