選挙ドットコムさんに寄稿しました(テーマ: サン=ラグ式の解説)
選挙情報サイトの選挙ドットコムさんに以下の記事を寄稿しました。
これは今回の2016年参議院選 比例区を本来の「ドント式」ではなく、「サン=ラグ式」という得票数の少ない勢力でも議会に代表が送りやすくなるやり方で議席配分した場合、どのような結果になるのかという話です。サン=ラグ式の説明も含めて、詳細は記事をご覧ください。
ちなみに補足情報として、このサン=ラグ式を採用することで当選する幸運な3人は中山成彬(日本のこころを大切にする党、38位)、佐野秀光(支持政党なし、44位)、山田太郎(新党改革、最下位の48位)です。そして、落選する不幸な3人は水落敏栄、園田修光(いずれも自民党)、白真勲(民進党)となります。
なお、今回の計算に用いた得票数の情報は以下の総務省のサイトからとなります。
(追記: 選挙ドットコムさんの記事中ではニュージーランド、ノルウェー、スウェーデンがサン=ラグ式の採用国となっていますが、ノルウェーとスウェーデンは最初を1ではなく、1.4で割る修正サン=ラグ式を採用しています。これは普通のサン=ラグ式の場合、小政党に余りにも有利になりすぎるためです)