(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2011年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)
今回は現在、積極的に活動しているインディーズ候補の中ではおそらく一般的な人を含めた知名度がかなり高いと思われるマック赤坂の2011年4月10日に投票が行われた東京都知事選の選挙公報を紹介します。
当時のマック赤坂の状況ですが、2007年4月の港区議会選に立候補した後、この年の7月参議院選に自身が作ったスマイル党所属で立候補し、インパクトのある政見放送で一気に知名度を上げました。その後も2009年8月に衆議院選東京1区に立候補し、現代のインディーズ候補では最高峰の大物に位置すると思われるあの唯一神・又吉イエスと戦ったことでさらに名を高め、2010年7月の参議院選でも東京都選挙区で立候補し、これらの個性的な選挙活動や政見放送により新たなる名物インディーズ候補としての地位を固めつつありました。
この2011年の東京都知事選の立候補前には自分の経営していたレアメタル会社が2億円以上の所得隠しをして脱税していたことが発覚したり(このニュースを聞いた時、マック赤坂の商売と収入額に驚愕したのは私だけではないと思います)、事業仕分けのイベントで突然発言者のところに乗り込もうとして、つまみ出されたりするなどの騒動があり、今後の活動が危ぶまれていましたが、その騒ぎをものともせずに東京都知事選に立候補しています。
上に選挙公報を示しましたが、マニフェストが5つ掲載されているものの、全体的に自分の経営するスマイルセラピー協会の宣伝と捉えかねられないような内容になっています。ただ、様々なパフォーマンスや政見放送と比べると、マック赤坂は選挙公報はパンチが少ないというのが個人的な印象ではあります。なお、得票数ですが、4,985票で11人中9位という結果に終わっています*1。