古川圭吾の選挙公報(2011年東京都知事選)
(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2011年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)
今回紹介するのは2011年4月10日に投票が行われた東京都知事選に立候補した古川圭吾です。
選挙公報を上に示しましたが、「攘夷」と大文字で書かれており、極めてインパクトの強い選挙公報になっています。
攘夷とは外国人を実力で排斥するという意味があることや選挙公報に示している「日本国は日本人のものである」に代表されるような文章からすべての外国人を排斥するのかと思いきや、本人のブログやインタビュー記事からは外国人の友人もいて、すべての外国人を排斥することではないことを述べていますが、韓国、北朝鮮、中国を名指しして日本に害を及ぼすと思われるとして特に排斥を訴えていること、日本人も「反日」であれば日本人と思わないという発言から、ネットでよく見られるようなタイプの右派の主張であることが分かります。また、前述した記事等から「攘夷」と大きく書いたのは有権者に対するインパクトを重視したものであることも分かります。
この他、上記選挙公報と同じような政見放送や演説を行い、ネットの右派界隈で多少、話題になりました。なお、得票数は6,389票で11人中7位とマック赤坂以上の得票数を獲得しています*1。