Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

出なかった人たち---雄上統と山口節生

ついに衆議院選挙東京都知事選挙が始まりました。これらの選挙では非常に興味深いインディーズ候補がかなり立候補しているのですが、これらのインディーズ候補の紹介に関しては、また選挙終了後という事にして、今回は逆に衆議院選や東京都知事選に立候補する、と表明していたのに出なかった人の話をします。

まず、東京都知事選に立候補すると表明していた雄上統です。この事に関しては当ブログでも紹介しましたが、東京都庁で会見を行い、その事は大手マスコミにも掲載されていました。そして、その後も誰かが立候補するという記事が出た際には、他にも立候補を表明している人の一覧に雄上統の名前が掲載されていました。しかしながら、立候補締切後に発表された立候補者一覧に雄上統の名前はなく、東京都知事選には立候補しませんでした。

今回、雄上統が立候補表明をしたことで個人的に楽しみであったのでは東京維新の会の件でした。これは立候補表明の際の記事でも紹介しましたが、雄上統は2007年、2011年にも東京都知事選に立候補しており、2011年の東京都知事選の際に「東京維新の会」という政治団体所属という事で立候補しました。この雄上統の「東京維新の会」は橋下徹の「日本維新の会」とは全く関係のない、(実質)一人団体ですが、実は2012年に東京都議会議員数人が橋下徹の「日本維新の会」と連携を組み、その際に名付けた政治団体名が「東京維新の会でした*1。ちなみに余談ですが、東京都議会議員を有する「東京維新の会」は大日本帝国憲法復活請願に賛成する、という、なかなか素敵な事をしていたりします。

ですので、もし、今回、雄上統が「東京維新の会」代表として、東京都知事選に立候補した際に東京都議会議員を有する「東京維新の会」がどのような反応をするのかが、個人的に非常に楽しみであったのですが*2、立候補しなかったのは残念な所です。また、今回は立候補表明をしたものの、その後、立候補断念の記者会見をしなかったため、いかなる事情があって、立候補断念となったのか、少し気になる所です。

そして、もう1人、立候補をすると言って、立候補しなかった人としては、インディーズ候補界の大物、山口節生です。山口節生も当ブログで紹介しましたが、雄上統とは異なり、2回も紹介しました。これは2回も異なる選挙で立候補表明を行ったためで、まず、山口節生9月中旬に近いうち行われると思われていた衆議院選に立候補を表明しました。そして、衆議院選は秋に行われる事なく、現在の12月に行われることになったのですが、この衆議院選に立候補しようと石原慎太郎東京都知事を辞職し、突然の東京都知事選が行われる事が明らかになりました。そのため東京都知事選が行われる事になったのですが、山口節生衆議院選から気が変わったのか、11月下旬になって、突然、東京都知事選への立候補を表明したのです。

山口節生のこれら一連の立候補表明ですが、最初の衆議院選の立候補表明は記者会見を行い、マスコミ等で取り上げられたのに対し、東京都知事選の場合は記者会見を行ったものの、全く取り上げられる事がありませんでした。様々な局面で大手マスコミなどには取り上げられないインディーズ候補ですが、立候補表明に関しては、雄上統の例でも、そして、自身、9月に行った衆議院選の立候補表明でも分かるように、ちゃんと記者会見をすれば、大手マスコミがインディーズ候補に対して、立候補表明に関しては報道を行わない事は考えられません。これは何故なのか、という事ですが、東京都知事選の告示日は11月29日でこの日の午後5時までに供託金300万円を支払い、立候補手続をしないといけないのですが、当ブログの東京都知事選立候補表明の記事を参照してもらえば分かるように、山口節生は11月15日の記者会見の時点で政治資金が3万円しかなかったのです。そして、山口節生はその政治資金の入った通帳を報道陣に見せ、「学問と演説のみで絶対に政治家になる!」と宣言したものの、お金が無いのに立候補するのか、という質問に対して、「ありうる」と答えたため、大手マスコミは3万円という状況を鑑みて、山口節生東京都知事選立候補表明を取り上げなかったものの推測されます。

そして、11月29日に東京都知事選が告示され、立候補が締め切られましたが、発表された立候補者一覧を見たものの、やはりお金が集められなかったのか、山口節生の名前はありませんでした。また、5日後の12月4日の衆議院選の立候補締切後に発表された立候補者一覧にも、同様に山口節生の名前はありませんでした。

今回は両名とも立候補せずに、非常に残念でしたが、両名が今後どのような活動をするのか、これからも注意深く見てみようと思います。

*1:現在は完全に「日本維新の会」の地方組織扱いとなっているようです

*2:先に「東京維新の会」という名前を使用したのは雄上統であった事からクレームをつけるのは非常に難しいと思われます