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Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

越前地方に行ってきた2(一乗谷編)

前回の越前大野編の続きで、今回は一乗谷編です。

一乗谷は戦国時代に越前地方を統治していた朝倉氏の本拠地で大量の公家などが荒廃した京都から逃げてきたため、文化的にも大いに栄えた土地です。最近ではソフトバンクのCMで犬のお父さんの出身地として挙げられた場所です。

この一乗谷福井駅からはやや遠く、今回は鉄道の旅ですので、公共交通機関を使って一乗谷に行く必要があります。鉄道の駅として一乗谷駅というのがありますが、これは越前大野編で述べた越美北線の駅であり、その本数は少なく、また、一乗谷自体からはちょっと離れていたりします。これは一乗谷に行くのは結構大変そうかな、と思っていたら、福井駅からバスが出ているようで、これは越美北線並に1日6本程度しか走っていませんが、ちょうど良い時間に走っているだけではなく、一乗谷の中を通過するので、一乗谷の中心までバスで行く事が出来るという利点があります。という事でバスで一乗谷中心に入って、一乗谷の中を歩いた後、一乗谷入口から少し離れている一乗谷駅のそばの資料館に行く、という計画で行きます。

さて、このようにして一乗谷に着きましたが*1一乗谷はその名前の通り、谷に位置しており、さらにこの日は大雪になる、という事から、雪が結構降っており、さらにはものすごく寒いという状態でした*2。ただ、悪い事ばかりではなく、一乗谷の観光客は一緒にバスに乗っていた同じく、18きっぷ観光客と思われる、見た目が若めの私と同じような雰囲気を漂わせていた人程度で、そういう意味では満喫できたと言えます。

とりあえず、武家屋敷前というバス停が一乗谷観光の中心地なようで、ここで降りると前述したソフトバンクのCM*3に使われた復元町並の南入口前に到着します。城を復元する、というのはしばしば見られるのですが、当時の町並を再現するというのはなかなか面白いなと思ったりしました。ただ、余り予想していたより、規模が大きくなかった事は付記しておきます。それとちょっと失敗したと思ったのは良い写真が撮れてない、という事でこの辺り、写真で紹介できないのが、残念な所です。

さて、とりあえず復元町並を出ますと、雪のせいで辺り一面真っ白な感じになってます。この一乗谷ですが、復元町並以外はここは何かあったな、という事が分かる程度の区割りがされている所が多く、建造物的な物が少ないのです*4。しかも、何があったかを示すような案内板が雪に埋まっている状態で、ちょっと行く時期ミスったかな、とも思っていたりしましたが、谷の中で雪がすごくきれいな上に一乗谷を貫通している道にたまに車が通る程度で人気がほぼなく、そういう意味ではすごく良い感じではありました。

この一乗谷には一乗谷川という川が道と並行している感じで谷を貫いているのですが、この川によって、どうも一乗谷の機能は二分されていたようです。前述した復元町並がある側が町や武家屋敷、寺などがあったようで、川を渡った側が領主である朝倉一族の館といった重要施設があったようです。ということで、一乗谷川を渡りました。

渡っても真っ白な状態ですが、良く見ると山の方に向かって微妙な段差があって、防御施設としての機能がありそうな事が分かります*5

さて、こちら側をしばらく歩いていますと、建造物の姿が何か堀と土塁で包囲されたエリアが見えてきます。ここは朝倉館跡でいわゆる領主の館があったところです。ちなみにこの門は昔の門ですが、朝倉時代の物ではなく、江戸時代に再建されたものらしいです。

下の写真は中の写真と説明案内図。奥は何か工事みたいな事をしている感じになってました。また、写真撮り忘れましたが、ここにも朝倉義景の墓があり、越前大野の墓に続いて2日連続で義景さんのお墓詣りをした事になりました。

朝倉館跡を上から見るとこんな感じです。

また、庭園の遺構も残っていた様でそれはこの庭園の1つの諏訪館跡庭園。この庭園は越前大野編で述べた、朝倉義景の側室小少将の屋敷に作られた庭園らしいです。ちなみにここで、やっと、バスに乗っていた人と復元町並の職員の人以外の人の姿を確認する事が出来ましたが、こんな寒く、雪がかなり降っている中、池の中に入って木の手入れをしていてすごいと思いました。

そして、この朝倉館跡を出た後、この館の裏の山の尾根部分にある山城に行こうと企みました。とかく、朝倉というと、一応、地図によると道は描いてありますし、何とかなるだろう、と思って山の奥側に行ってみますと、こんな物騒な看板が…。

熊です。ただ、まあ、この手の城行くと良く見られる看板なので、そのまま進んで行ったのですが、最初のうちこそ、まともな道なのですが、予想以上に道が悪くなってきます。橋の役目をしている木は何かみしみしと嫌な感触がしますし、どんどん道が細くなったり、これは道なのか、と思うような急な傾斜になってきました。おそらく、雪が積もってなくても、かなりきつそうな道で、ましてや雪が積もっているうえに今日は大雪、という最悪な状態でしたので、残念ですが、山の上に行く事は断念しました。季節が変わったらもう一度行ってみようと思います。

という事で、登山を断念して、一乗谷を外に出る方面に歩いていますと、ついに谷の出入り口で最も細い部分である下城戸に到着です。ここには石垣を使って細く曲がった道を作っており、重要な防御ポイントであることが分かります。また、この石が結構大きい物が多い事も結構気になった所でした。

この下城戸を出ますと、一乗谷駅や幹線道路、足羽川という大きな川のある方面に出る事が出来ますが、この幹線道路(と足羽川)沿いに駅のある方向に歩いていきますと、一乗谷朝倉氏遺跡資料館があります*6。この資料館もなかなか面白いので、要チェックです。そして、一乗谷の中心からこの資料館に歩きで行く、もう1つのメリットとして、土日休日の場合は越前大野から福井駅に行くバスが資料館前のバス停を経由する、という事があり、さらには、この資料館は一乗谷駅に徒歩5分程度と近く、公共交通機関の本数が少ない一乗谷ではかなり大きなメリットになります。

さて、そんなこんなで多少行けなかった所があるとはいえ、一乗谷は非常に面白かったです。ただ、越前編はこれで終わりではなく、越前地方で外せない城、現存天守が残る丸岡城編に続く予定です。

*1:ただ、下の写真である一乗谷入り口は帰りに撮影しました

*2:ハクキンカイロをお腹の所にしていたので、何とかなりましたが、今回は様々な局面でハクキンカイロの偉大さを再確認しました

*3:なお、復元町並の事務所付近にはソフトバンクのポスターが貼ってあったり、案内ガイドに白い犬のお父さんの出身地とか書いてあり、ソフトバンクのCMで取り上げられたことで見に来ている観光客をターゲットにしている事を示しています

*4:この辺りは信長の進攻の際に栄華を誇った一乗谷は焼け落ちてしまったという事情があります

*5:後述しますが、こちら側の山の尾根部分に山城があったりします

*6:ちなみに、この資料館と前述した復元町並のチケットをセットで買うとお得になったりします