冬コミ新刊のお知らせ(2017年)
私が色々とやっております、同人サークル「国民補導聯盟」ですが、冬コミ新刊の原稿を印刷屋さんに入稿しましたので、今回の新刊のご案内をいたします。
- 12/31(日)東テ19a 「国民補導聯盟」 (コミケウェブカタログのページにリンクしています)
新刊
- 補導聯盟通信 2017年冬号 (頒布価格500円)
新刊「補導聯盟通信 2017年冬号」の内容
- 繰延投票と選挙の延長戦 国政選挙における3つの事例について(Actin)
- なぜトルコの軍政は「短命」なのか 一九六〇年クーデター後と 一九八〇年クーデター後の軍政(不明庵拙斎)
- びすますのはなし おはようてんむすちゃんは 少し遅めの朝に起きます(ようた。)
- 『敗者のおごり』(異界洋香奈)
既刊頒布予定物
- 補導聯盟通信 2017年夏号(500円)
- 補導聯盟通信 2016年冬号(500円)
- 補導聯盟通信 2016年夏号(500円)
- 補導聯盟通信 2015年冬号(500円)
- 補導聯盟通信 2013年夏号(500円)
- 補導聯盟通信 2012年夏号(500円)
- 伝説の桑絹村長選 村長選に202人も立候補者が出た村(過去作品の再販版)(400円)
私は今回の新刊「補導聯盟通信 2017年冬号」では「繰延投票と選挙の延長戦 国政選挙における3つの事例について」を執筆しています。
これは公職選挙法第57条に規定されている、天災などが発生した際に投票日を延期あるいは追加で後日に設定することができるという繰延投票とその実例を紹介しています。具体的には最近起きた事例の他、公職選挙法下の国政選挙で起きた2例(1965年参議院選、1974年参議院選)と公職選挙法の前身の参議院議員選挙法で起きた1947年参議院選の事例を詳しく紹介しています。
なお、この内容を1500字程度にまとめたダイジェスト版を選挙ドットコムさんに寄稿しております。よろしければ、ご参照ください。
また、不明庵拙斎さんが執筆した「なぜトルコの軍政は「短命」なのか 一九六〇年クーデター後と 一九八〇年クーデター後の軍政」は1960年と1980年にトルコで発生したクーデターの背景について概説した上で、その後に敷かれた軍政が、なぜ比較的短期間かつ穏便に終結したのかについて考察を加えた記事となっています。。
この他、自衛隊関連の読み物、漫画などを掲載しています。
皆様のご来場を心からお待ちしております。
選挙ドットコムさんに寄稿しました(テーマ: 2017年葛飾区議会選)
選挙ドットコムさんに寄稿しました(テーマ: 過去の利島村長選)
選挙情報サイトの選挙ドットコムさんに以下の記事を寄稿しました。
今回は1984年を最後に選挙戦が行われておらず、今回の2017年に33年ぶりの選挙戦となった東京都の利島村長選について、このような長期間無投票になった理由の1つと思われる過去の利島村の状況を紹介しています。
補足情報ですが、1980年の怪文書事件で議長と副議長が職を辞した事を述べました。この際、新しい議長・副議長を決める必要がありましたが、ここで珍しい事が起きています。まず、1回目の投票では全ての村議が白票を投じ、議長・副議長を決定する事ができず、2回目の投票でも決定する事ができませんでした。そして、3回目の投票において、ようやくUターン派の村議2名が議長・副議長になる事が決まりましたが、この2名はいずれも共産党所属の議員であったため、議員が6名しかいない小さな議会とはいえ、議長・副議長を共産党が独占するという異例の事態になったのです。
今回の参考文献情報は以下の通りです。
・てんやわんや 新旧”激突” 伊豆・利島, 朝日新聞 1973-09-20 東京朝刊, 21.
・前村長ら告発 証拠は不充分 伊豆利島紛争, 朝日新聞 1974-03-28 朝刊, 18.
・議会リコールの動き 伊豆・利島 政争激化の一途, 朝日新聞 1974-03-12 夕刊, 10.
・助成金を着服 利島村議逮捕, 毎日新聞 1979-11-09 東京朝刊, 21.
・村長、正・副議長が辞任 利島村臨時議会『請願』審議めぐり紛糾, 東京七島新聞 1980-03-08, 1.
・雑記帳, 毎日新聞 1980-03-16 朝刊.
・小さな島の大きな騒動 利島, 朝日新聞 1980-03-23 朝刊, 20-21.
・長岡氏が立候補 利島村長選告示, 朝日新聞 1980-04-17 東京朝刊, 21.
・島外の長岡氏当選 利島村長選 元助役を破る, 朝日新聞 1980-04-14 東京朝刊, 21.
・利島村長選に2氏 現長岡VS新井上で一騎打ち, 東京七島新聞 1984-04-08, 1.
・長岡氏が大差で当選 利島村長選 手堅い実績評価される, 東京七島新聞 1984-04-18, 1.
・無投票続く鳴沢村長選 最後は32年前 接戦で村二分, 朝日新聞 2012-01-28 山梨朝刊, 29.
・36年ぶり選挙戦 同級生対決 鳴沢村長選あす投開票, 朝日新聞 2016-01-30 山梨朝刊, 29.
・中山由美, 「棄権なら村八分」 322人の島、33年ぶり村長選, 朝日新聞デジタル 2017年11月8日07時23分.