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Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

山口節生の選挙公報(2011年埼玉県議会選 南10区)

インディーズ候補

(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2011年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)

今回は2011年4月10日に投票が行われた埼玉県議会選 南10区*1に立候補した山口節生を紹介します。

山口節生ドクター中松又吉イエスといったインディーズ候補と比較すると一般の人の知名度は劣りますが、衆議院選や参議院選、東京都知事選、埼玉県の各種選挙に1990年代から次々と立候補しており、インディーズ候補界では伝説的な名物候補とも言える存在です(当ブログでも2014年の深谷市長選2015年のさいたま市議会選での選挙活動を紹介しているだけではなく、山口節生をテーマにした同人誌も発行しています*2)。なお、この時の2011年統一地方選では選挙前のかなり早期から東京都知事選への立候補を記者会見までして宣言したものの、東京都知事選の立候補者一覧に無かった事から(一部のインディーズ候補愛好家で)話題を呼んでいたりしていたことを付記しておきます。

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今回の選挙公報を上に示しましたが、今まで、『カント永遠平和論での最高裁改憲訴訟の会』や『カント平和で親ナチ的改憲阻止最高裁訴訟会』、『自民党民主党過半数割後の政治を主導する新党』、『東西冷戦後の又左右のイデオロギーの終えん後、イデオロギーを超えてカントの「永遠平和のために」の反改憲論をよく読み、ヒットラー的自由な解散権の恐怖と核爆弾、徴兵制を目指す改憲を政治的強さの立場から絶対阻止する団体』など長めの名前の政治団体を選挙のたびに立ち上げて、なぜか選挙戦の真っただ中に無所属に変更する事が多かったのですが、今回は短めの立憲改進党という昔、国会が設立された時に大隈重信が作った党と同一名の政治団体を作り、立候補しています*3。そして、今回もなぜか選挙中にこの自分で作った『立憲改進党』所属から無所属に変更しており、一体何のために政治団体を作ったのか謎すぎる行動をしています。。

そして、選挙公報の中央上に注目すると「Go Go with Setty for Saitama gov.!」と言うキャッチフレーズが目につきます。どうも、この「Setty」というのは自ら考えた山口節生の下の名前の節生(せつお)の愛称のようで山口節生的には自分の事を「セッチー」と呼んでほしいような感じが読み取れます。

肝心の選挙公報の本文に移りましょう。ここでは「千の風による永遠平和論と新体詩を贈ります」という文章から始まり、その後、細々とした文字で長い文章が見られます。ここでは原子力に関して述べた後、突如国会や東京都、埼玉県が新左翼に占拠されたなどの謎な感じのする政治的な文章を記載し、自民党民主党などを批判しています。そして最後に自らのプロフィールを示しているのですが、ここでは本来は不動産鑑定士の仕事をしているにも関わらず、詩人と言い出したり、武蔵浦和の駅前にある高層マンションのラムザタワーの103 m2に住んでいるなど住環境まで丁寧に書いていたりするなど、ここも色々と素敵な感があります。

また、本人のウェブページを見てみると、1ページにとにかく文章を詰め込むという閲覧者からするとかなりきつい、個性的なスタイルになっています。しかも、詩が長々と掲載されていたり、途中の文にはwikipediaから自分の記事をコピーペーストした部分が見られたり(しかも、自分でwikipediaに書いたと思われる文章)、とにかく山口節生らしい素敵な内容になっています。

ちなみに選挙結果ですが、定数2に対して、山口節生を含めた3人が立候補して、予想通り、落選してしまいました。ただ、大方の予想を裏切ったのは得票数で、何と6,791票、得票率12.4%という大健闘をしています(もちろん供託金も返還されています)*4これは当選した候補(つまり山口節生以外の候補)が自民党所属(公明党推薦)と民主党所属であり、二大政党に不満のある有権者の票が山口節生に流れたのではないかと考えられ、ある意味では二大政党制に一石を投じる選挙結果になりました。

*1:さいたま市南区

*2:また、山口節生の刑事裁判等の情報も紹介しています。当ブログでの山口節生の検索結果はリンク先を参照してください

*3:ちなみに山口節生佐賀県出身大隈重信にはただならぬ思い入れがあるようです

*4:埼玉県議会議員選挙(平成23年4月10日執行)結果 - 埼玉県