Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

貝塚光章の選挙公報(2014年かすみがうら市議補選)

今回は2014年7月13日に投票が行われた茨城県かすみがうら市議補選に立候補した貝塚光章を紹介します。

突然ですが、選挙公報は写真製版という方法で作られる事が一般的です。これは提出された原稿をそのまま印刷用のカメラで撮影し、これを版として、印刷する方法です。つまり提出された原稿に修正等をかけず、原稿に掲載されている全てそのままが選挙公報となります。この事は選挙公報の端に「候補者から提出された原稿をそのまま写真製版のうえ掲載したものです」などの文章が記載されている事からも分かります。

さて、それでは、貝塚光章の選挙公報を下に示します。

見た瞬間、一般的な選挙公報と異なり、原稿用紙の様な方眼紙を使用した事が目に付きます。この方眼紙を用いた選挙公報の中央部を見ると、内容証明書用紙」と書いてあり、一般的な原稿用紙ではなく、20文字×26行の制限がある内容証明郵便用の用紙を用いている事が分かります。おそらく、文字の配置といったレイアウトをきれいにしたいがゆえにこのような用紙を用いたものと思われますが、内容証明書用紙」を選挙公報に掲載した例は今まで見た記憶がなく、そういう意味でレアな選挙公報と言えます。

このような珍しい選挙公報ですが、内容そのものは政策重視の議会や農業関係の政策、市民相談窓口当の拡充を訴えており、奇矯な事は訴えていませんでした。

なお、結果は下表のようになり、落選をしてしまいましたが、得票率にして20%も獲得しており、非常に健闘したと言えます。

来栖じょうじ 8,900(46.24%)
小倉ひろし 6,484(33.68%)
  貝塚光章 3,865(20.08%)