Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

夏コミ新刊のお知らせ(2019年)

私が色々とやっているサークル「にしんを食べると怒らない」ですが、2019年の夏コミにサークル参加いたします。サークル情報は以下の通りとなります。

サークルスペース

新刊

  • にしん通信 2019年夏号 (頒布価格500円)

新刊「にしん通信 2019年夏号」の内容

  • 2019年統一地方選 特徴ある選挙公報(Actin)
  • 海外個性派候補者特集 〜阮橋本〜(すり)
  • フロムアンゴルモア(第三人格)
  • The end of the beautiful world(bismuth.ようた。)

既刊頒布予定物

私は今回の新刊「にしん通信 2019年夏号」では『2019年統一地方選 特徴ある選挙公報を執筆しています。

この記事は2019年統一地方選の個性的な選挙公報を多数紹介しています。

また、すりさんが執筆した『海外個性派候補者特集 〜阮橋本〜』は台湾で行われた2018年統一地方選に立候補した阮橋本という全身に入れ墨が入った元薬物中毒者であり、息子が交通事故死したことをきっかけに現在は交通安全運動を行っているという異色の経歴を持つ人物を紹介しています。

この他、小説、漫画などを掲載しています。

皆様のご来場を心からお待ちしております。

*今回の新刊で紹介した2019年統一地方選の候補者リスト

西野貞吉の選挙公報(2015年中野区議会選)

(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2015年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)

2015年の東京都の中野区議会選に立候補した西野貞吉2012年の衆議院選と2013年の参議院選に立候補していたインディーズ候補です。これらの選挙では一介の年金生活者であることをアピールし、消費を増やすために給料を銀行振り込みではなく現金で支給せよと主張したり、政見放送では80歳前という年齢で「中二病」という言葉を述べたりして、一部界隈で話題になりました。

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今回の選挙公報を上に示します。これを見てみると、今まであった給与の現金支給という公約はなくなりました。そして、地方選挙らしく、中野区の生活に密着した選挙公約を掲げています。例えば、中野駅前の再開発をする際には年金事務所や法務局などの公共機関を集める事やサンプラザの後継ホールの命名権販売、区役所新庁舎にLEDスクリーンを設置して広告収入を得ることといったものから、母子家庭への助成制度の充実といったもの、区内のバリアフリーの推進、バス環境の整備、そして、当時の中野区には存在しなかった同性パートナー条例の施行といったもので、非常に真っ当なものとなっています。

結果としては、得票数114票(総有効投票数103,311票、無効票2,106票)で59人中59位(定数42)で落選という結果に終わってしまいました。

選挙ドットコムさんに寄稿しました(テーマ: 按分票)

選挙情報サイトの選挙ドットコムさんに以下の記事を寄稿しました。

go2senkyo.com

今回は2019年銚子市議会選において、最下位当選者と次点の0.474票差であったことから、按分票について紹介しています。

なお、参考文献情報は以下の通りです。

安芸太田町議選 票の再点検決定, 朝日新聞 2017-04-27 朝刊 広島, 27.
八代市議選 案分票差 落選の候補が異議申し立て, 朝日新聞 2017-09-03 朝刊 熊本, 25.
三豊市議選結果 異議申し立て 次点の落選者, 読売新聞 2018-02-20 朝刊 香川, 33.
・統一選後半で珍現象 勝浦市議選、2候補が同姓同名 銚子市議選、1票差未満で当落/千葉, 朝日新聞 2019-04-23 朝刊 ちば首都圏, 27.
・「1票差未満落選」異議棄却 銚子市議選めぐり市選管, 朝日新聞 2019-05-22 朝刊 ちば首都圏, 23.