Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

山崎正義の選挙公報(2015年長岡市議会選)

(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2015年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)

今回は2015年4月26日に行われた新潟県長岡市議会選に立候補した山崎正を紹介します。

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上に示した選挙公報を見てみると、心の健康、体の健康、少子化対策を挙げ、その後にビタミンB群が重要であることを述べており、ビタミンB群が恐るべきパワーを持つ万能薬の様に扱っていることが示唆されます。このビタミンB群への並々ならぬ傾倒は他の所にも見られ、トリプトファンが生体内でニコチン酸(ビタミンB3)に化学変化する経路を選挙公報の枠線の様にして、記載しています(中間体のキヌレニンと3-ヒドロオキシアントラニル酸はベンゼン環のみでベンゼン環に結合しているものを記載していないのは気になる所です)。なお、山崎正義の経歴として、元海技士から現在菌茸生産資材卸業を経営していることが記されています。きのこ類は比較的ビタミンB類を含むことから、きのこ関係の仕事を始めてから、ビタミンB群に傾倒するようになったのか、あるいはビタミンB群に傾倒した結果、きのこ関係の仕事を始めるようになったのかは気になる所です。

また、山崎正義のここには記されていない面白い経歴が1つあります。それは長岡市議会議員をしていた経験がある人物なのです。なお、前回の2011年の選挙にも元職で立候補しており(つまり、2007年以降は議員経歴が無い)、この時は定数38の所に立候補して40人中39位という結果に終わっています。

今回の選挙では得票数1,448.106票(按分票として、小数点以下の得票数となります。総有効投票数117,753票、無効票1,910票)で40人中37位(定数32)で落選という結果*1に終わってしまったものの、比較的健闘したと言えます。