Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

選挙ドットコムさんに寄稿しました(テーマ: 比例区の立候補条件)

選挙情報サイトの選挙ドットコムさんに以下の記事を寄稿しました。
(2017年12月12日追記:2017年12月に加筆修正しました)

go2senkyo.com

今回は国会議員ではない人、つまり政党要件を満たしていない人が比例区に立候補するためには最低何人立候補させる必要があり、いくら供託金がかかるかということを解説しています。

補足情報として今まで政党要件を満たさずに比例区に立候補した経験がある政治団体について、いつくつか紹介します。

衆議院では全てのブロックで立候補経験のあるのは「幸福実現党」のみで、後は北海道ブロックで「新党大地」、「新党本質」、「安楽死党」*1の3団体が立候補しただけで、計4団体しかありません。

一方、1989年から比例区が採用されている参議院では政党要件を満たしていない政治団体比例区に立候補者を擁立した例は数十もあり、列挙できないほどあります。ただし、政党要件を満たしていない政治団体比例区に立候補した例は比例区が導入された初期のころがほとんどで、最近の2010, 2013, 2016年の3回の参院選に限った場合、「幸福実現党」、「日本創新党」、「女性党」、「新党大地」、「緑の党グリーンズジャパン」、「支持政党なし」、「国民怒りの声」の7団体しかありません。

今回の補足情報含めた参考文献情報は以下の通りです。

総務省 選挙関連資料
総務省統計局 e-Stat

*1:新党本質」と「安楽死党」はいずれも有名なインディーズ候補である佐野秀光が代表を務めている