大和克巳の選挙公報(2011年利根町議会選)
(この記事は同人誌『補導聯盟通信 2011年夏号』に掲載した文章を再編集したものです)
自分の名字や名前などをうまくもじったりして、有名な別の人や物などに結び付けて宣伝する事は旧来から見られる手段です。2011年4月24日に投票が行われた茨城県の利根町議会選に立候補した大和克巳もこのような手段を用いていた候補でした。
上に選挙公報を示しました。読みやすいとはいえ、手書きのスタイルの選挙公報はやはり目立ちます。選挙公報の内容を見てみると、いきなり「難破船利根町救済に戦艦大和出動」(利根町は合併を巡ってリコール騒ぎがあったり町長の不信任が提出されて成立しかけるという騒ぎがありました)という文章が目に入ります。さらに読み進めてみると町役場の売却や国会を移転させ、利根町をワシントンD.C.のようにするという政策を訴えています。そして、最後は「政治の宅急便 大和克己」と戦艦だけではなく、宅急便までも持ち出して見事に締めています。
この戦艦大和にして宅急便大和を名乗った大和克巳ですが、得票数41票で15人中15位(定数12、14位は373票)という結果に終わってしまいました*1。