Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

中川智晴、約1年ぶりに姿を現す

以前、2014年2月の東京都知事選に立候補した中川智晴という候補者を当ブログで紹介しました。中川智晴は自らを「国王」と称し、「トップガン政治 from 中川」というマニフェストを提唱、このマニフェストでは良い人にはお金を与えるが、悪い人は勝手に預金通帳を-100億円にするという「どんぶり勘定政策」や都議会で酒を解禁し、宴会状態にするという「酔拳議会」などという内容で人々の度胆を抜きました。当然ながら選挙公報の内容もサイボーグ009の登用を主張するなどすさまじく、多数の候補者の中で群を抜いて素敵な候補でした(これらの余りにも素敵すぎる主張の詳細は立候補会見の記事選挙活動の記事を参照してください)。

この中川智晴ですが、選挙活動の記事で紹介したように、選挙戦中に動画をYouTubeに複数アップしており、このアップした動画はここで見る事ができますが、これらの動画では絶叫したり、淡々とすさまじい事を話していたり、ただ者ではない、という感をさらに強める内容になっています。

このように余りにも壮絶すぎて、強烈な印象を残した中川智晴ですが、東京都知事選の後に行われる京都府知事選に都知事選に当選しても、落選しても立候補すると宣言していたものの、京都府知事選には立候補せず、その後の活動も不明でした。しかし、東京都知事選から約1年3か月後、統一地方選も終わった2015年4月末、中川智晴は新たな動画をYouTubeにアップしたのです

今回の動画ですが、今までアップしていた動画と背景の様子が異なります。今までアップしていた動画は東京都知事選の時に滞在していたホテルと思われる場所撮影していましたが、今回の動画は自分の家の部屋で撮影しているように思われます。そして、動画の内容ですが、前半は「日蓮大聖人」という宗教的な言葉を交えつつ、自らが世界を統一する国王を目指し始めた経緯を話し、後半は世界中を幸せにするための話をし始めましたが、色々と理解に苦しむ所やすさまじい発言が多く、やはり中川智晴国王はすごいという事を再認識しました。また、特にこれから何かの選挙に出るという表明をしたわけではなく、何故、1年以上の沈黙の後にこのような動画を突如アップしたのか、この点でも謎を呼びます。なお、個人的な感想ですが、「トップガン政治 from 中川」「どんぶり勘定政策」という言葉を久しぶりに聞き、ちょっと感動しました。

さて、このように久しぶりに世間に姿を見せ、健在をアピールした中川智晴国王ですが、今後、どのような活動を行うのか、特に再び選挙に出て、我々の度肝を抜いてくれるのか、非常に期待したい所です。