Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

山口節生、実刑判決を受け上告!

何度も当ブログで取り上げたように、東京都知事選に立候補表明したものの、翌日に立候補を取り下げるという度胆を抜くような行動をしたと思ったら、さらに東京都知事選立候補予定者が招待される討論会に出席し、色々と持論を述べ、これで終わりかと思いきや、深谷市長選に突如立候補をした山口節生ですが、今回、それらの事を超えるような、すさまじいニュースが入ってきました。

深谷市長選立候補者に実刑判決 駐車違反の調書破く, 埼玉新聞, 2014年1月21日

何と、山口節生実刑判決を食らったようです。

当ブログの都知事選立候補表明の際の記事でも述べたように、山口節生はどうも、演説中に逮捕されたらしく、今回の立候補表明や討論会において、これは不当逮捕である事を事ある事に述べていました。今回の判決はこの逮捕に関連しているようですが、本文を良く読むと、駐車違反で取締りを受けた際に供述調書を奪い取って、引き裂いた事が逮捕の原因となっていたようです。

どのような状況で、このような事態に至ったのかは現場を見ていませんし、色々と勘案すべき事があったのかもしれないので、この点に関するコメントは避けますが、裁判官の量刑理由として「不自然不合理な弁解に終始し」というコメントがあり、山口節生がどのような弁解を行ったかは個人的には興味があります。

なお、選挙戦に関してですが、記事でも指摘されていますように、禁固刑以上を受けた場合、刑期が終わるまでは立候補の資格を失うものの、山口節生は上告し、刑が確定していないため、このまま選挙戦を戦う事は法的には問題が無いようです。

今回、山口節生がこのような事になったというのは衝撃ですが、さらに驚いたのは、今回の判決が執行猶予の付かない実刑判決である事です(つまり、刑が確定したら、山口節生はそのまま刑務所行きになります)。私は法律の知識が乏しいため、何とも言えませんが、同じような罪状と比較して、今回の判決が重いのかという点はかなり気になります。

しかし、今回の山口節生の疾風怒濤的動きを見ていると「節生あるところ乱あり」という感があります。とりあえず、当面は深谷市長選に注目ですが、この裁判の動きも目が離せない所です。

(9/2追記: 控訴審の結果がでたようです。詳細はこの記事を参照してください。)
(2015年4月11日追記: 4月4日に最高裁からの控訴が棄却され、実刑判決が確定したようです。詳細はこの記事を参照して下さい)