Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

山口節生、実刑判決を受け上告!

何度も当ブログで取り上げたように、東京都知事選に立候補表明したものの、翌日に立候補を取り下げるという度胆を抜くような行動をしたと思ったら、さらに東京都知事選立候補予定者が招待される討論会に出席し、色々と持論を述べ、これで終わりかと思いきや、深谷市長選に突如立候補をした山口節生ですが、今回、それらの事を超えるような、すさまじいニュースが入ってきました。

深谷市長選立候補者に実刑判決 駐車違反の調書破く

 駐車違反に関する警察官の供述調書を破いたとして、公用文書毀棄(きき)の罪に問われたさいたま市南区の小説家山口節生被告(64)の判決公判が20日、さいたま地裁であり、西村真人裁判官は「甚だ身勝手かつ自己中心的犯行」と懲役8月(求刑・懲役1年)を言い渡した。

 山口被告は19日に告示された深谷市長選に立候補し、現職候補と一騎打ちの選挙戦を展開している。閉廷後、取材に応じた山口被告は「全くの事実無根。全てが偽装されたものだ。深谷市長選の選挙活動は続ける」と即日、控訴手続きをした。

 弁護側は、被告が供述調書を引き裂いた事実はなく、仮に事実があったとしても当時被告は心神耗弱状態にあったと主張したが、判決理由で西村裁判官は「引き裂きを目撃した警察官2人の供述は信用できる。被告の言動は自己の刑事責任を免れる意図に基づくもので、不可解でない」と退けた。

 量刑理由で、西村裁判官は「取り締まりや記載内容への不満、供述調書に自ら書き加えることを拒絶され、立腹した犯行で、思慮に欠け安易。不自然不合理な弁解に終始し、警察官に免職を求め、検察官に損害賠償をほのめかすなど、甚だ身勝手」と指摘した。

 判決などによると、山口被告は2012年12月18日、さいたま市浦和区浦和駅西口で駐車違反の交通取り締まりを受け、浦和署で警察官が作成中の供述調書を奪い取って引き裂いた。

 深谷市長選は26日に投開票される。県選管は「公職選挙法は、(立候補できる)被選挙権を持たないのは『禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者』としている。今回は1審判決で刑が確定していないため、選挙活動を続けるのは法的に支障はない」としている。

深谷市長選立候補者に実刑判決 駐車違反の調書破く, 埼玉新聞, 2014年1月21日

何と、山口節生実刑判決を食らったようです。

当ブログの都知事選立候補表明の際の記事でも述べたように、山口節生はどうも、演説中に逮捕されたらしく、今回の立候補表明や討論会において、これは不当逮捕である事を事ある事に述べていました。今回の判決はこの逮捕に関連しているようですが、本文を良く読むと、駐車違反で取締りを受けた際に供述調書を奪い取って、引き裂いた事が逮捕の原因となっていたようです。

どのような状況で、このような事態に至ったのかは現場を見ていませんし、色々と勘案すべき事があったのかもしれないので、この点に関するコメントは避けますが、裁判官の量刑理由として「不自然不合理な弁解に終始し」というコメントがあり、山口節生がどのような弁解を行ったかは個人的には興味があります。

なお、選挙戦に関してですが、記事でも指摘されていますように、禁固刑以上を受けた場合、刑期が終わるまでは立候補の資格を失うものの、山口節生は上告し、刑が確定していないため、このまま選挙戦を戦う事は法的には問題が無いようです。

今回、山口節生がこのような事になったというのは衝撃ですが、さらに驚いたのは、今回の判決が執行猶予の付かない実刑判決である事です(つまり、刑が確定したら、山口節生はそのまま刑務所行きになります)。私は法律の知識が乏しいため、何とも言えませんが、同じような罪状と比較して、今回の判決が重いのかという点はかなり気になります。

しかし、今回の山口節生の疾風怒濤的動きを見ていると「節生あるところ乱あり」という感があります。とりあえず、当面は深谷市長選に注目ですが、この裁判の動きも目が離せない所です。

(9/2追記: 控訴審の結果がでたようです。詳細はこの記事を参照してください。)
(2015年4月11日追記: 4月4日に最高裁からの控訴が棄却され、実刑判決が確定したようです。詳細はこの記事を参照して下さい)