Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

山口節生、2014年東京都知事選に立候補表明!

当ブログでも何度か紹介し、ついに今までの選挙記録を紹介した同人誌まで作ってしまった位、様々な選挙に立候補している伝説的インディーズ候補山口節生ですが、何と、2014年の東京都知事選挙に立候補を表明しました!今回の山口節生の立候補記者会見はUSTREAMで配信されていたようで、インターネットで動画を見る事ができます。

山口節生は2007年の東京都知事選に立候補した際に『東西冷戦後又左右のイデオロギーの終えん後、イデオロギーを超えてカントの「永遠平和のために」の反改憲論をよく読み、ヒットラー的自由な解散権の恐怖と核爆弾、徴兵制を目指す会見を政治的強さの立場から絶対阻止する団体』という、100文字を超えるとてつもない長い名前の団体を立ち上げましたが、今回も冒頭からカントに言及し、カント好きは相変わらずである事を示しつつ、会見が始まりました。

そして、カントに言及した直後、(自分が第一次の時の)安倍を潰した、安倍は(自分の事が)憎かったろうなど、と素敵な発言をし始めただけではなく、警察、検察は証拠を偽造して、自分を逮捕した、と発言し、山口節生が逮捕されていたという驚きの事実が発覚します。さらに畳み掛ける様に以前、勤務していた三菱信託銀行に残っていれば頭取になれたと、序盤から突っ走りまくった本当に素敵すぎる発言が続きます。

その後も自分は鑑定士だから、嘘が分かるなどという謎の素敵な発言を交えつつ、自分が逮捕された事の不当さを訴えますが、突如、都市計画に言及したり、社会主義共産主義の批判をしつつ、カントの精神や経済的に非武装が良いという事を言いだしたり、親類の被爆体験を語り、チェルノブイリ事故がソ連を崩壊させたと原発問題に言及するなど、話が飛び飛びになります。そして、再び自身の不当逮捕の訴えに戻り、右翼にはめられて演説中に逮捕されたと発言し、安倍を腹下しにしたのは自分、という根拠のない謎の素敵発言を交えつつ、極右を潰したのに、また復活したと安倍、極右批判を行いました。

さらに質疑応答では冒頭、最終学歴について、色々と興味深い発言が見られますが*1、その後、自分の団体名の話に移り、今回は「哲学者カントの永遠平和論による軍備放棄の継続及び女王陛下を容認する連絡会」という前述した100文字を超える団体名よりは短いものの、記者にもう一度言ってほしいと言われる位の相変わらずの長い名称の団体所属で立候補すると表明し、愛子を女王にするという発言を行いました

このように立候補表明から相変わらず、突っ走りまくった山口節生ですが、以前、当ブログでも紹介しましたように、近年は立候補を表明しておきながら、結局立候補をしないという事をしており、「出る出る詐欺」などと酷評される事があります。今回の会見でも記者にこの件を指摘されていましたが、前回はお金が無かった、今回は供託を終わらせた、お金の目途がついた、と発言しており、今回こそは本当に立候補すると思われ、実に楽しみな所です。

(1月9日追記:山口節生はこの立候補表明の翌日に立候補を取りやめるという衝撃的な行動を取りました。詳細はここを参照してください)

*1:例えば、以前、学歴で主張していた東大について学歴の質問部分ではほとんど言及していない点が挙げられます