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Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

高橋満の選挙公報(2013年桜川市長選)

今回は10月13日に投開票が行われた茨城県桜川市長選に立候補した高橋満を紹介します。

高橋満ですが、この名前を見てピンときた方もいると思います。この高橋満は外山恒一山口節生ドクター中松などの大物インディーズ候補が大量に立候補した2007年東京都知事選に立候補した候補であったりします。それでは、まず、2007年東京都知事選の時の選挙公報を下に示します。

この選挙公報では10の政策を提示しており、石原慎太郎を「でまかせ知事」と糾弾したり、渋滞の解消を訴えたり、「監視カメラ」を「安心カメラ」と呼びかえて、各家庭に補助金を出して設置する事を訴えていますが、「歳出を折れ線グラフか、棒グラフで過去、現在、未来を分かりやすくします」という謎の訴えも見られました。なお、この時の東京都知事選の結果は5558票(得票率0.10%)で、外山恒一の15059票には大きく差を付けられているものの、雄上統や山口節生より票を獲得し、14人中9位と大健闘しています。

さて、それでは今回の桜川市長選の高橋満の選挙公報を下に示します。

政策を一、二、三……と箇条書きにしていますが、いきなり、一で「選挙管理委員会は開票の不正行為をしている」、「現在市議会議員選挙無効裁判闘争中」という、なかなか凄まじい事を述べています。なお、調べてみると、2010年9月の桜川市議会選に高橋満は立候補していたようで、この際、25人中25位という結果に終わっていたようです。この選挙はチェックしていなかったので、そういう意味では非常に悔やまれます。

そして、二では財政問題を訴えていますが、ここでも以前の都知事選同様に「歳出を折れ線グラフと、棒グラフで過去、現在、未来をわかりやすく表示します」と、都知事選同様の折れ線グラフと棒グラフという謎の主張が見え、「折れ線グラフと棒グラフ」は高橋満にとって、重要な政策である事が伺えます。

その後、議員の任期制限や公務員の給与の減額を訴えた後、市民税や介護保険料、国民健康保険料の大仏納付を認めるという政策を訴えます。この「代物納付」というシステムを見て、何か農作物のような物を納付するのかと思いきや、「時間のある人で、体力を持続的に行動できる人に(2、3時間の講習を受けたのち)市民税、介護保険料、国民健康保険料の代物納付を認めます」と書いてあり、この文だけでは確定できませんが、体力を持続的に行動といった文などから、労働による支払いを想定しているのではないかと思われ、なかなか、面白い発想と感じました。

そして、保険料と交通問題を訴え、最後に治安問題を訴えています。「正義の仮面をかぶった悪人警察官を追放」と強い口調で訴えた後、都知事選でも述べていた「安心カメラ」に言及し、各家庭に補助金を出して、「安心カメラ」を設置させる事を述べて、締めています。

このように今回の桜川市長選の選挙公報を見ると、「折れ線グラフと棒グラフ」や「安心カメラ」など全体的に6年前の東京都知事選の時と基本的な政策は変化していない事が分かります。このような政策を訴えて、桜川市長選を戦った高橋満ですが、結果は下表のようになり、無効票の391票を下回り、現職とその対抗馬の激戦状態の中に完全に埋没してしまいました。

大塚秀喜(新人) 15,399(54.93%)
中田裕(現職) 12,262(43.74%)
高橋満(新人) 374(1.33%)