Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

中村勝と岸田修の選挙公報(2011年大阪府知事選)

以前の記事からかなり遅れましたが、11月27日に行われた大阪府知事インディーズ候補シリーズ第二弾です。今回は中村勝岸田修をまとめて紹介します。

まずは中村勝選挙公報です。

見た限り政策部分に気になるほどとんでもない部分は存在しませんが、多少気になる所として「日本維新会」という「大阪維新の会」に少し似ている政治団体名の代表という所が挙げられます*1。この「日本維新会」はインディーズ候補政治団体のように実質1人組織かと思っていたのですが、このようなニュース記事を発見しました。

大阪日日新聞 2011年10月25日 中村氏が出馬表明 府内を4県レベルに再編

この記事によると「二十一世紀日本維新会」は約100人メンバーが存在しており、1人組織どころか、予想以上に大きな団体である事が分かります。

(2013年7月7日追記:中村勝の検索ワードでこの記事に来る方が多い事から、2012年衆議院選の大阪16区で中村勝が立候補した時の記事のリンクをここに貼ります)

次に岸田修選挙公報を紹介します。

インディーズ候補に良く見られる手書きでびっしり書くというスタイルの選挙公報です。この選挙公報をよく見ると、顔写真の上辺りに大阪府庁(行政上級)」と書いてあり、元大阪府職員である事が示されています。そして、政策の内容ですが、この手の手書きでびっしりというスタイルは結構な頻度でちょっと変わっていたり、破天荒な内容が見られるのですが、この選挙公報は特に目立ったとんでもない事は書かれておらず、比較的普通の内容が書かれています。

さて、このような両者ですが、総有効投票数3,665,510票に対して、中村勝22,347票で7人中6位、岸田修は29,487票で7人中4位*2という結果に終わりました。

*1:おそらく、このような団体名だと維新とだけ書かれている投票用紙が存在した場合、大阪維新の会の候補者の松井一郎と票を分け合う形になる物と推測されます

*2:これは大阪維新の会、市町村長連合と府民の会(民主・自民推薦)、共産党に次ぐ順位です