Experiments of Actin

『インディーズ候補』(泡沫候補)の特徴的な選挙活動を中心に少し変わった選挙、政治関係の話題を取り上げているブログです。

橘典雄の選挙公報(2011年福島県議会選:伊達市選挙区)

冬コミの新刊の執筆、編集につき、更新ペースが遅れており、今更ながら福島県議会選の話題です*1

選挙前から選挙公報がネットで見れるとか、福島未来ちゃんとか、その他色々な話題を当ブログでも紹介してきましたが、その福島県議会選は11月20日に投開票が行われました。今回、紹介しますのは伊達市選挙区から立候補した橘典雄選挙公報です。(2014年3月1日追記:2006年に伊達市複数の町村の合併によって成立しましたが、驚くべき事に橘典雄はこの町村の1つである梁川町の町議会議員であったようです)

細かくびっしりと選挙公約が書いてありますが、良く読んでみると非常に素敵な公約が散見されます。まず、公約の3つ目を読んでみましょう。福島県管直人他閣僚17人全員を逮捕することを検察庁に告発します」というなかなかすごい公約です。

また、現在の福島と言えば原発、およびそれに関する事故の問題がありますが、これに関してもかなり素敵な提案がなさています。例えば「最終処分場を福島県に設置する。全世界の核廃棄物を収納する。年間10兆円の処分料を徴収する」、「双葉地方は30年間人が住めない(管直人談)ので原子力発電所100基増設する」という、汚染されているのであれば、これを逆手に取り、原子力地域にするという、素敵な作戦を提案しています。そして、これら100基の原発群ですが、ここで生じた電気は超伝導の電線に依り全国の電気量を無料にする」という壮大な伝導、活用法を提案しています。

さらに福島県の生活に関してですが、電気料無料、全県民、法人、団体を全て無税にするという提案以外にも、「成田空港から八戸空港までリニアモーター敷設すること。上、リニアモーター、中、上り高速道路、下、下り高速道路、東側はスーパー堤防にする」という壮大な提案をしています。

これに関する財源はおそらく、全世界の核廃棄物処分場の処分料などを充てるつもりでしょうが、それ以外にも「2000兆円の国債を発行すること」としています。そして、「この国債は返済しない。無利息です。しかしこの国債を持っている人は相続税を無税にする。永久に無税で無返済、転売可能」としています。多分、この国債がいくらになるかは知りませんが、末期の時に購入、死亡、即末期の人に転売が繰り返されるような気がしてなりません。

他にも農林漁業の提案も素敵です。「世界で一番魚の獲れる太平洋に網を張って全量捕獲して日本人に安い魚を提供する」、「日本の全部の山の木を切って無料で木造平屋の家を建ててやること」という伐り尽くし、獲り尽くしを提案しています*2。また、今話題のTPPにも言及しており、「TPPに参加して輸出産業で100兆円の利益を出してもらい、農業10兆円、漁業10兆円、林業10兆円を毎年支援してもらうこと」とこちらも壮大な提案をしています。

なお、選挙結果は以下の通りで、という5人中5位という結果に終わりました。*3 

佐藤 金正 自民 14,070
阿部 裕美子 共産 11,585
亀山 義尚 民主 10,362
遠藤 保二 自民   9,922
橘 典雄 無所属     891

*1:冬コミの新刊情報につきましてはしばしお待ちください

*2:当然、魚に関しては獲り尽くした後は魚の価格は暴騰するでしょう

*3:個人的には共産党候補が民主党候補より票を獲得した所も気になる所です。なお、共産党伊達市選挙区以外にも福島県議会選では健闘したようで、3議席から5議席に躍進。第3党になったらしいです